クレジットカードに付帯されている海外旅行保険はテロや暴動でも適用されるの?
万が一の病気や怪我に備えて、クレジットカードに付帯されている海外旅行保険を有効活用する方が現代では増えました。
自動付帯のクレジットカードならばただ持っているだけで適用されますし、年会費無料のカードも多いので非常に便利です。
そこで、「テロや暴動が起こった際の怪我でも適用されるのか?」という疑問が浮かび上がります。
ここ数年間でインドネシアやタイ、トルコといった日本人の観光客が訪れやすい場所でも大規模な爆弾テロが起きており、タイのバンコクで起きたテロでは日本人も巻き込まれました。ニースやベルリンなどでもトラックが歩行者に突っ込むなどのテロが起きています。
- 自分は暴動が起こるような海外には行かないから大丈夫
- 危険な場所に足を運ばなければ問題ないだろう
このように考えている方は多いものの、渡航を控えるように外務省のホームページで書かれていなくても突発的に起こるのがテロなのです。
結論から言うとテロによる暴動で被害を被った際にはクレジットカードの海外旅行保険が適用されると保険約款で決められています。
海外旅行保険の一般的な免責条項を確認すると、戦争や武装反乱といった事項は対象外なので海外旅行保険ではまかなうことができません。
一方で、「テロ行為はNG」とは記載されておらず、規定上は保険金の支払い対象となる大きな理由です。
何が戦争で何がテロ行為なのか状況次第で判断は難しいものの、テロは以下のように定義されています。
- 政治的や社会的な主義を有する団体や個人が関わっている
- これらが主張して行う暴力的行動
シンプルに説明すれば日本政府(外務省)がテロ行為だと判断すればクレジットカードの海外旅行保険は適用され、戦争による暴動の際は適用されないのです。
「海外旅行で絶対に被害に遭わない」と言い切ることはできず、負傷するリスクを考慮すればクレジットカードを作成しておくのが良いでしょう。
当サイトでご紹介しているエポスカードでも傷害死亡や傷害治療費用といった補償内容が適用され、自動付帯のクレジットカードなのも特徴の一つです。
年会費が永年無料でインターネットからの申し込みで簡単に作成できるので、詳細はエポスカードの公式サイトで確認してみてください。
クレジットカードに付帯されている海外旅行保険は戦争による被害で適用される?
クレジットカードに付帯されている海外旅行保険はテロ行為は支払いの対象でも、戦争による被害では適用されないと定められています。
傷害治療費用補償特約の除外規定で詳細が記載されており、どのような状況でカバーされないのかまとめてみました。
- 戦争:国家間で引き起こされる武力闘争
- 外国の武力行使:国連軍などによる攻撃
- 革命:国家や社会の組織を変える行為
- 内乱:国内で引き起こされている武力闘争
- 政権奪取:暴力的な政変のクーデター
- その他:これら類似の事変や変乱
同じ暴動でもテロ行為なのか戦争行為なのかによって判断が異なると心得ておかなければなりません。
とは言え、海外旅行保険の適用有無に関わらず、危険が予測されるような国に行ってはいけない点では一緒です。
「変乱が起こりそうな地域には行かない」「前触れなく戦争認定されることはない」という2つの点が重要で、海外旅行の前に外務省の海外安全ホームページで事前に調査をしてみてください。