クレジットカードに付帯されている海外旅行保険の中に緊急歯科治療費用は含まれているの?
「クレジットカードを1枚持っておけば海外旅行保険でありとあらゆる補償を受けられる」と考えている方は多いかもしれません。
しかし、補償対象範囲や金額をチェックしてみると、疫病による死亡や緊急歯科治療費用は含まれていないのです。
緊急歯科治療とは以下のような治療が該当します。
- 装着中の義歯やブリッジなどの歯科矯正装置に異常が生じて飲食に悪影響が及んでいる
- 歯科疾病症状が急激に悪化して緊急的な治療が必要だと判断された
- 転んで歯が欠けてしまった場合
上記のように、日常生活に支障が生じるほどの症状が引き起こされた際に受けるのが緊急歯科治療で、残念ながらクレジットカードの海外旅行保険では補償されません。
この点に関してはどのクレジットカードでも基本的に一緒ですし、どのような補償をしてくれるのか以下では挙げてみました。
No. | 項目 | 内容 |
1 | 傷害死亡・後遺障害 | 後遺障害:怪我による死亡や後遺症が残った時に補償される |
2 | 傷害治療費用 | 旅行先で怪我をした際の治療費用 |
3 | 疾病治療費用 | 旅行先で病気を発症した際の治療費用 |
4 | 損害賠償 | 法律上の損害賠償責任を負った場合の補償 |
5 | 携行品損害 | 被保険者が所有している身の回り品の補償 |
6 | 救援者費用 | 怪我や入院で家族が現地に駆け付ける際の費用 |
上記のように、クレジットカードの海外旅行保険は弱腰に作られており、緊急歯科治療費用は含まれていないのです。
歯科治療で100万円を超えるような施術が行われることは絶対にないものの、クレジットカードの海外旅行保険だけで補おうと考えているのならば出発前に歯科医院を訪れて最終チェックをしてもらった方が良いでしょう。
虫歯や歯周病が悪化して現地で痛みが酷くなるケースはありますし、海外旅行保険が適用されなければ高額な治療費を支払うはめとなります。
とは言え、クレジットカードの海外旅行保険は適用されなくても、2001年から法律の改正によって歯科治療でも日本の国民健康保険加入者も対象となりました。
- 保険の適用されない診療
- 豊胸手術や二重整形などの美容整形
- 治療が目的で海外を訪れた
- 高価な歯科材料や歯列矯正
- 不法行為に起因する病気や怪我
このようなケースでは国民健康保険の対象にはなりませんが、ごく普通の歯科治療ならば一定の費用を負担してくれます。
保険料を申請するためには、「療養費支給申請書」や「領収明細書」、「国民健康保険証」や「診療内容明細書」が必要となるのできちんと用意しておきましょう。
万が一の事態を考慮して緊急歯科治療費用の補償を受けたいと考えているのならば、クレジットカードの海外旅行保険に加えて別途で販売型の保険へと加入するべきです。
- 緊急歯科治療費用
- 疾病死亡
- 旅行事故費用
- 入院一時金
- 航空機寄託手荷物遅延費用
- 航空機遅延費用
- 旅行変更費用
- 偶然事故対応費用
上記のように様々な特約がセットになっていることが多く、サービスの豊富さでAIU海外旅行保険は特に人気を得ています。
しかし、事前に歯科医院で処置を受けていれば海外旅行で緊急歯科治療が必要なほど症状が悪化することはありませんし、クレジットカードの海外旅行保険だけでも十分にまかなえるのです。
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