クレジットカードに付帯されている海外旅行保険の中の携行品損害とは何?
クレジットカードに付帯されている海外旅行保険では、カード会社によって以下のような補償内容となっています。
- 死亡・後遺障害
- 疾病治療費用
- 傷害治療費用
- 損害賠償責任
- 救援者費用
これらの項目の一つが携行品損害で、どのようなシチュエーションで補償されるのか以下では簡単にまとめてみました。
- 海外旅行中に盗難被害やスリ被害に遭った
- デジカメなどの携行品を壊してしまった
- 宿泊券や旅行券を盗まれてしまった
- 高価な衣服を汚してしまった
上記のように、保険の対象者が自分の身の回り品に関する損害が生じた時に補償される形となり、バッグやカメラ、時計や衣服など様々なものが該当します。
携行品損害なので自分の居住施設内は保険には含まれず、「海外旅行で移動や搬送している持ち物」とイメージすれば分かりやすいかもしれません。
日本は治安の良い国なので盗難やスリといった被害はそこまで多くありませんが、東南アジアを中心とする海外では日常茶飯事なのです。
とある保険会社のデータによると、海外旅行で使われる補償内容の第1位が怪我や病気の治療費、第2位が携行品損害だということが分かりました。
現在では海外旅行を円滑に進めるためにiPhoneなどの高価なスマートフォンを持参している方がほとんどですし、クレジットカードに付帯されている海外旅行保険の中でも携行品損害は重要です。
クレジットカード会社によって補償金額には大きな違いが生じているので、「いくらまで補償してくれるのか?」といった点を確認しておきましょう。
当サイトでご紹介しているエポスカードに関しては、1回の旅行で保険期間中の限度額が20万円と設定されています。
数百万円もかかる高価なネックレスや腕時計を持っていき、盗難に遭ったとしても全ては補償されないので海外旅行での貴重品の持ち運びには細心の注意を払ってください。
他のクレジットカード会社で付帯されている海外旅行保険の携行品損害の補償金額はどのくらい?
上記でご紹介したエポスカードに付帯されている海外旅行保険の携行品損害の金額は20万円だと説明しました。
この点に関しては他のクレジットカードにも該当し、20万円程度が限度だと考えてもらって構いません。
- 三井住友クラシックカード:15万円
- JALカードnavi:15万円
- DCカードJizile:10万円
- OMCキャンパル:10万円
これらのクレジットカードは少々低く設定されていますが、病気や怪我の治療費用といった補償内容と比べて少額なのは一緒です。
また、「携行品1点の損害額の限度は10万円」「携行品の経年劣化が進んでいると補償金額が定価よりも安くなる」という特徴があります。
デジカメにしてもスーツケースにしても、購入した際の費用全てをクレジットカードに付帯されている海外旅行保険で補償してくれるわけではありません。
それでも、海外旅行では思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があるので、携行品損害を中心とする補償を受けるためにクレジットカードを用意しておいた方が良いのはお分かり頂けるはずです。
基本的な流れに関しては、「クレジットカード会社に電話」⇒「保険会社に電話」⇒「必要書類の準備」⇒「保険金の振込み」という形となるので、念のために確認しておいてください。